都会の葬儀ってこんなの?

誰かが亡くなるというのは悲しいものです。
それが、身内や近しい人であれば尚更のこと。
葬儀は故人とのお別れの儀式。
参列するそれぞれの人に故人への想いがあるものです。
わたしが参列したのは主人側の親族の葬儀でした。

 

葬儀はつつがなく終了し、お坊さんの説法も終わり、親族が残り斎場の中の別室でお食事をつまみながら故人を偲んでいました。
私は田舎出身で、葬儀の夜は家族が寝ずの番で線香を絶やさないというのが小さい頃からの常識でした。

 

しかし、ひとしきり話し終わると1人、また1人と布団に向かいます。
最終的には主人と私が見たのです。
普通に考えたら家族や、近い親族が頑張るところでは?
我れ先にと寝てしまった家族にびっくりしてしまいました。

 

その翌年。
主人の祖父の葬儀がありました。
そこでお坊さんの説法があり、驚くことがありました。
なんと全く同じ説法だったのです。

 

一年経っていて覚えてないだろうて思うかもしれません。
ですが、出だしの言葉で疑問が浮かび、すぐに気づきました。
田舎出身で、毎回為になる説法をしてくれるお坊さんを知っている私には信じられないことでした。

 

本当にありがたくない時間でした。
その後、線香の番も一年前のデジャヴのようでした。
都会と田舎の差はあると思いますが、故人とのお別れも形だけ、あっさり…の葬儀にびっくりです。